こんにちは、おかきです。
- 少女漫画が好きな人
- 年下男子との恋愛が好きな人
- 人生に迷いや挫折を感じたことがある人
- 大人向けのラブコメが読みたい人
このような人に向けて、今回は『初めて恋をした日に読む話』という少女漫画を紹介していきます。
『初めて恋をした日に読む話』は、年下男子との恋愛や、過去の挫折と向き合い成長していく姿を描いた大人向けのラブコメディです。
恋愛の甘さだけでなく、現実の厳しさや成長もリアルに描かれているので、恋愛に悩む大人の女性に共感と勇気を与えてくれます。
こちらの漫画を、あらすじ・おすすめポイント・読んだ感想を踏まえて解説していきます。
『初めて恋をした日に読む話』とは
- 作者 持田あき先生
- 『Cookie』(集英社)2016年7月号より連載。
- 2019年1月15日〜同年3月19日までTBS系でドラマ化。
- 2020年9月時点で累計発行部数250万部突破。
- 2024年10月現在、17巻まで発売。
あらすじ
春見順子、31歳。親の期待に添い、中学高校では成績トップだった彼女だが、大学受験に失敗してからは自信を失い就職活動もパッとせず、今に至るまでぼんやり生きてきた。そんな順子が出会ったのは厳しい父親にろくでなしの烙印を押された不良の高校生。 彼との出会いは順子をどう変えていくのか? “Amazonより引用”
登場人物
春見順子
31歳。4流の予備校に勤める塾講師。中学高校までは優等生で、東大を受験するも失敗。就職、婚活など人生の岐路で失敗し続けている。
由利匡平
17歳。超が付くほど低レベルな高校に通う不良生徒。官僚の父親への反発心で東大合格を目指す。熱心に指導してくれる順子に次第に惹かれていく。
八雲雅志
31歳。順子の従兄弟で幼馴染。東大にストレートで合格。就職先は超一流企業(商社)。順子に中学時代からずっと片思いしている。
山下一真
31歳。匡平が通う高校の教師であり、クラス担任。順子と雅志とは高校の同級生。学生時代、勉強一筋だった順子に唯一告白してくれた人。元不良。
※他にも登場人物はたくさんいますが、話のメインとなる人物のみ紹介しています。
『初めて恋をした日に読む話』のおすすめポイント
『初めて恋をした日に読む話』のおすすめポイントを紹介していきます。
- リアルな恋愛描写
- 魅力的なキャラクター
- キャラクターの成長
リアルな恋愛描写
1つ目のおすすめポイントは、リアルな恋愛描写です。
順子の恋愛は一筋縄でいかず、現実的な悩みや葛藤が描かれています。
匡平は高校生で、順子との年の差は14歳。関係性も塾講師と生徒という間柄です。熱心に指導しているため、常に匡平のことを考えています。
この匡平への思いは、「生徒に対する愛情」だと順子は認識しています。
- 匡平に「受験が終わったら、自分の話を聞いてほしい」と言われる
- 山下に「由利はお前に惚れている」と言われる
2人にこのように言われたことによって、順子の匡平に対する意識が変わります。
しかし、順子と匡平の年の差は14歳。14歳も年上の自分と恋愛することに迷いを感じています。
順子は、学生時代勉強一筋だったため、青春らしいことをしてきませんでした。そのことに後悔していて、匡平には自分と同じ思いをしてほしくないと思っているからです。
- 雅志は、従兄弟で幼馴染。恋愛対象として考えたことがない。
- 山下は、学生時代に唯一告白してくれた人。再会してからも告白されるけど、当時好きになってくれていた自分とは違うと思っている。
以上の理由から、2人の告白に対してはお断りしています。
年齢的に結婚も考えないといけないとわかっているけど、とにかく今は匡平の東大受験のことしか考えられないというのが順子の一番の思いです。
ちなみに、雅志は匡平の受験が終わったあと再度告白するつもりでいるようです。
恋愛の甘さだけでなく、迷いや苦しみもリアルに表現されているため、感情移入しやすいのがポイントです。
魅力的なキャラクター
2つ目のおすすめポイントは、魅力的なキャラクターです。
主人公の順子だけでなく、周りを取り囲むキャラクターたちが魅力的で個性的でもあります。
それぞれが順子に影響を与えていきます。
- 匡平→順子に大胆で真っ直ぐなアプローチをしてくる。
- 雅志→超一流企業に勤めていて、若くして課長に昇格。20年以上順子のことを想い続けている。
- 山下→匡平の高校の教師。順子と再会して、再び順子のことを好きになる。
3人ともイケメンでそれぞれ良さがあります。
作中では他にも多くのキャラクターが登場します。そのキャラクターたちも個性的で面白いです。
一番順子に影響を与えているのは匡平なので、年下である彼との今後の関係性が見どころです。
キャラクターの成長
3つめは、キャラクターの成長です。成長を感じられるのは、順子と匡平です。
- 順子は、大学受験や就活などが上手くいかなかった経験がある。
そのため自己評価が低く自虐ネタが多いですが、周囲の若者たちや恋愛を通じて前向きに変わっていきます。
- 匡平は、最初は父親に反抗したり、友達と夜遅くに遊んだりしていた。東大受験を決めてからは友達と遊ぶ時間を削り、熱心に勉強に励んでいる。
父親との関係性も、ストーリーが進むにつれて良い方へと変わっていきます。
周囲の若者や大人たちと恋愛を通じて成長していく姿が見どころです。
『初めて恋をした日に読む話』を読んだ感想
順子の過去の挫折や現在の境遇がリアルに描写されているため、共感しやすい作品でした。
どれも、みんな経験があると思います。私も全てではありませんが、共感できるポイントはいくつかあります。
学生時代は勉強をするように周りの大人から言われても、「これがなんの役に立つの?」と思うことが多かったです。
作中の順子の台詞にこのようなものがあります。
「こんな問題解けてもなんの役にも立たなかったよ」
「大事な人が出来たら、難しいこといっぱい考えなきゃいけない時が来るから、勉強はそうゆうの考えたり我慢するトレーニングだと思って」
”『初めて恋をした日に読む話』2巻より引用”
私はこの台詞が一番印象的でした。
大切なのは勉強の内容というより、勉強するという行為そのものだと思わせてくれるセリフでした。
この漫画は、高校生の匡平だけでなく、順子の成長も描かれています。
大人になってから変わるというのは難しいことです。過去の自分と向き合える順子は素晴らしいと思いました。
以上が、個人的に気になる今後の展開です。
『初めて恋をした日に読む話』を読む方法
『初めて恋をした日に読む話』を読むには、いくつか方法があります。
私は単行本で読むのが一番好きですが、最近は電子書籍で読むことも多いです。
電子書籍は、お得に漫画が購入できて、スマホやタブレットがあればいつでもどこでも読めるのがメリットです。『初めて恋をした日に読む話』は、電子書籍で読みました。
まとめ
今回は、『初めて恋をした日に読む話』を紹介しました。
『初めて恋をした日に読む話』は、大人の女性がもう一度自分の人生を見つめ直し、成長していくストーリーとなっています。
多くの女性が共感できる漫画です。
年下男子との恋愛に興味がある方にもおすすめですので、ぜひ読んでみてください。
以上、おかきでした。
『初めて恋をした日に読む話』の1巻はこちら↓
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