こんにちは、おかきです。
『嘘解きレトリック』って面白いのかな?
あらすじや見どころを知りたいけど、ネタバレは避けたい…。
こんな風に思ったことありませんか?
作品を読む前に全体の雰囲気や見どころを知っておきたいけれど、読んだ後のワクワク感を損なわない情報が欲しいですよね。
この記事では、漫画『嘘解きレトリック』のあらすじを簡潔に説明し、ネタバレを最小限にしながら、見どころを徹底解説します。
『嘘解きレトリック』は、心温まる人間ドラマと絶妙なミステリー要素を組み合わせた作品で、読み始めるとその独自の世界観に引き込まれます。
漫画『嘘解きレトリック』とは?
作者 | 都戸利津(敬称略) | |
掲載誌 | 別冊花とゆめ(白泉社) | |
連載期間 | 2012年12月〜2018年5月 | |
既巻数 | 全10巻 | |
ジャンル | ミステリー・サスペンス |
漫画『嘘解きレトリック』のあらすじ
時は昭和初年。「人のウソを聞き分けられる」能力を疎まれ、生まれ故郷の村を出た浦部鹿乃子。空腹で行き倒れた九十九夜町で、貧乏探偵の祝左右馬と出会い…!?
”Amazonより引用”
漫画『嘘解きレトリック』の登場キャラクター
- 浦部鹿乃子
主人公、16歳。左右馬の探偵助手。物心ついた頃から「人のウソを聞き分けられる」能力を持っている。 - 祝左右馬
祝左右馬探偵事務所の探偵。貧乏暮らしをしているが、推理とハッタリの能力に長けている。 - 端崎馨
左右馬の親友。家柄の良い刑事。 - 端崎雅
薫の姉。心霊・怪奇系雑誌「魔境探報」の記者。 - 藤島千代
藤島家のお嬢様。推理小説好きで、非常に感化されやすいタイプ。名探偵「眉目秀麗」のファン。 - 耕吉
藤島家の運転手。
※他にも登場キャラクターはいますが、抜粋しています。
漫画『嘘解きレトリック』の見どころ
漫画『嘘解きレトリック』の見どころ①:ユニークな主人公の能力とその能力を活かした事件の推理方法
1つ目の見どころは、ユニークな主人公の能力とその能力を活かした事件の推理方法です。
- 鹿乃子がウソを聞き分ける
- 左右馬がハッタリと目利きで事件を推理する
鹿乃子は「ウソを聞き分けられる」能力を持っていますが、これだけでは事件を推理できません。
なぜなら、「ウソをついている」というのが分かっても、真実が分かるという訳ではないからです。
例えば、このような状況で鹿乃子は事実を知らないとします。
このように発言した場合、次のようなパターンが考えられます。
鹿乃子は、「私は双子じゃない」という言葉がウソだと分かっても、これらの真実やウソをついた理由が分かるわけではありません。
ウソをついた理由や真実を解明するには、人や周りをよく観察していないと出来ません。
- 鹿乃子は「ウソは聞き分けられる」けど、観察が苦手
- 左右馬は観察やハッタリが非常に得意だけど、ウソを聞き分けられない
二人一緒に居ることで、お互いにないものを補い合い、事件を推理していきます。
他のミステリー・サスペンスの漫画ではないような変わった事件の推理方法が見どころです。
謎が深すぎないので、とても読みやすいです。推理の時に難しくて挫折してしまうという方にはおすすめです。巧妙なトリックが好きな方には物足りなく感じると思います。
漫画『嘘解きレトリック』の見どころ②:レトロな昭和初期の雰囲気
2つ目の見どころは、レトロな昭和初期の雰囲気です。
『嘘解きレトリック』は、昭和初年を舞台としています。
- 言葉遣い
- 服装
- 時代背景
この3つが丁寧に描かれているので、昭和の日本やレトロな雰囲気を感じられるところが見どころです。
「20円」を「廿円」、看板の文字が左→右ではなく右→左に読むようになっていて少し戸惑うことがありましたが、昭和の日本を感じられました。
漫画『嘘解きレトリック』の見どころ③:バランスの取れたストーリー展開
3つ目の見どころは、バランスの取れたストーリー展開です。
ミステリーのシリアスな場面だけでなく、ユーモラスな場面も適度に盛り込まれています。
- 左右馬のお金にだらしない場面
- 千代の妄想シーン
- 馨と左右馬の軽快なやり取り
この両方がバランスよく描かれているので、飽きずに読み進めることが出来ます。
ミステリーの緊張感もありつつ、程よくほのぼのしているのが見どころです。
ミステリー・サスペンスは、カテゴリー的に活字が多くなりますが、『嘘解きレトリック』はあまり活字が多くありませんでした。
私は活字が苦手なのですが、最後まで挫折せず読むことが出来ました。
漫画『嘘解きレトリック』を読んだ感想
時代背景や漫画のカテゴリー的に難しい話なのかと思っていましたが、そのようなこともなくスラスラと読めました。
謎が深すぎないので途中で挫折することもありませんでした。
- ミステリーの緊張感
- ユーモラスな場面
3つ目の見どころでも上げたように、この2つがバランスよく盛り込まれています。
それに加え、恋愛描写もあまり強くなかったのが読み進められた要因です。
また、グロいシーンもなかったので、苦手な方は安心して読めるのもポイントです。
ミステリーの緊張感がもっとほしい人や巧妙なトリックを暴くのが好きな人
には物足りなく感じると思います。
漫画『嘘解きレトリック』を読んだみんなの声
ランサーズにて『嘘解きレトリック』を読んだ感想を募集しました。
そこで頂いた感想の一部を紹介します。
人の嘘が「聞こえて」しまう能力を持つ少女が、探偵の助手として活躍するストーリー。設定だけ聞くと、「嘘を見抜けるなら事件は秒殺で解決だろ」という反則レベルの特殊能力なのだが、そのあたりはなかなか巧妙に練られていて、変則ミステリとして非常に面白いです。
嘘を見抜く能力を持つ主人公が謎を解き明かす過程が面白いです。物語の舞台設定や時代背景が丁寧に描かれており好印象で楽しむことができます。多彩な登場キャラクターの個性が輝いて、最後まで飽きることなく読める作品でした。
主人公の「鹿乃子」の心の声や心情についての描写が細かくされており、彼女と同じ視点でストーリー展開を楽しめるところが非常に良いと思います。「自分が鹿乃子だったら、一体どのような言葉をかけるだろう?」等とあれこれ想像しながら読み進めるのが楽しかったです。
時代背景が昭和の初年ということで主人公たちの服装や街並みから大正ロマンのような雰囲気が感じられてとても好きな雰囲気でした。また、主人公の人の嘘が聞こえる、分かるという能力を活かして様々な事件を解決していくストーリーもとても面白かったです。
漫画『嘘解きレトリック』を読む方法
『嘘解きレトリック』を読むにはいくつか方法があります。
- 単行本を購入する(書店やオンラインショップ)
- 電子書籍で読む(ebook japan、Kindle、コミックシーモアなど)
- レンタルサービスを利用する(ゲオ、TSUTAYA)
私は単行本で読むのが一番好きですが、最近は電子書籍で読むことも多いです。
電子書籍は、お得に漫画が購入できて、スマホやタブレットがあればいつでもどこでも読めるのがメリットです。
まとめ
今回は『嘘解きレトリック』のあらすじ・見どころを解説しました。
緊張感だけでなく、ほのぼのとしたシーンもあるので、ミステリー・サスペンスが苦手な方にも読みやすい漫画です。
気になった方は、ぜひ読んでみてください!
以上、おかきでした。
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